自社出版部門の関連で絵本を作った。
絵本制作との関わり自体は学生時代に遡るが、今回正式にstartcreation出版として、
オリジナル教本や教材制作などの展開を考えると手数の1つに欲しい事業ではあったため、実は今年、様々な業務の合間に着々と準備を進めてきた。
実際に絵本を流通に載せるためには出版社として正式に認可されるために必要な
・ISBN(書誌情報(どこの国の、何という名称の出版者が発行する、何という書名の書籍を示す国際規格コード)
・JANコード(商品識別コード)
の取得を行う必要がある。
これら全て自社対応(寧ろ私一人で仕事と仕事の合間にセカセカと)は、骨折りなこともあったが、
無事全て取得完了を受けて、晴れて自社に出版社としての機能を追加する事ができた。
さて、本が出来て、登録や、バーコード等の制作も完了したら、必ず必要な事がある。
それが法律上、出版物は全て国の中枢永田町の「国立国会図書館」への納本義務である。
本日は、記念すべき自社初出版本を納品すべく、本来は郵送でも良いのだが、せっかくなので人生経験にと、
永田町の窓口まで直接持ち込みに行く事にした。
国会国立図書館は、永田町のど真ん中にあって、物々しいというか、なんというか…建物は大変な迫力がある。
ここには、日本で現在過去全ての、国内で出版流通されてきた、あらゆる全ての本が納められており(実は私がまだ大学生だった、20年近く前に縁あって、絵本の出版に関わった本も収められていた)、調べて見つからない本は何1つ無い、正に知識のインフラ的な場所でもある。
一般通路とは異なる入り口から専用通路に通され、守衛室での受付を済ませ、納本窓口までの長い廊下を進んでいく。
倉書には4500万冊とも言われる本があり、
我が社の本など、その中の一冊に過ぎないのだが、今後一生消える事の無い名前を残すという意味では、大変大きな一歩を踏み出したと思っている。