さて、前回のブログでテーマについて書いたが、歴史的な関係の深い鹿児島と沖縄。
私と妻の故郷であるが、その真ん中に位置する奄美諸島をめぐり、各島の歴史的背景に触れながら南下する。という計画である。
さて、羽田空港に到着。我々地方出身者にとってはお馴染み中のお馴染みのゲート前。
始めて(小6の時旅行で)鹿児島から東京に遊びに来た時に訪れてから、
もう200回以上は訪れているといっても過言ではない。その時々のいろんな思い出がある。里帰りしたり、戻ってきたり、ライブや本番前だったり、仕事だったり、初めての海外旅行、出会いや別れ、嬉しかった日、落ち込んだ日、ドキドキした日、まぁ色々な思い出が空港にはあるわけです。
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そんであっという間に鹿児島に到着。昔は2時間以上かかっていた気がするんですが、いつの間にか最近早くなった?笑
1時間40分くらいで到着。パソコンのフォルダ整理している間に到着してました。
いつもなら、空港に併設された足湯にのんびり浸かってから、空港にあるレンタカー借りて移動するんですが、今回は鹿児島市内の鹿児島湾から出ている奄美行きの船時間が、夕方便と迫っています。
鹿児島の最大の欠点ですが、空港から中心街である鹿児島市内まで遠いのです。
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こんな感じ。
また、空港には駅が無いため基本的にはバスで目的の街で更なる長旅を敢行するか、県内に滞在している期間は、レンタカーを借りての移動が基本となります。
都会の出身者の方にはカルチャーショックかと思いますが移動手段に関して要注意です。
バスは大体1時間に2-3本あればかなり良い方です(鹿児島市内以外ほぼ全て)。ちなみにほぼ時間通りきませんからね(笑)
また、仮に空港から、近くの駅までバスで行って、そこから電車を使おうと思っている場合も、そもそも駅すらない存在しない街の方が多いですし、
仮に駅があっても、路線を乗り継いで大きく遠回りになってしまい、車だと30分で着く距離に2時間かかったりなど、とにかく鹿児島の公共路線の交通事情は不便のオンパレードなので、よほど時間に余裕がない場合は、車での移動がベストです!
と長々と書きましたが、今回私はあえて空港から最も近い鹿児島県第二の人口を誇る
霧島市(私の故郷で、元々は4000人しかいない霧島町という小さな町でしたが、平成の大合併で近隣一帯の街を全て飲み込み、一気に、4千人→人口11万人の県内第二の都市になってしまいました笑)の国分駅までバスで40分で向かいます。
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ここは、私が高校時代通った県立国分高校 がある街です。
里山霧島町から日豊本線という1時間に1本あるかどうかの路線ですが、
鹿児島市内まで一本で繋がっている街でもあり、嫁に我が青春の街を見せたかった。
という理由と、現在少しずつ鹿児島市でも取引先が増えてくる中で今後嫁一人で鹿児島に行くこともあるかもしれないということで、その際の移動手段の一つを覚えてもらおう。
との思惑であえて、鹿児島空港から近くの駅までバスで向かい、ここから鹿児島市内を目指します。
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国分駅から鹿児島駅へ到着(最大の駅は鹿児島中央駅ですが今回は1つ手前の鹿児島駅まで)。
まだ船出発の時間まで3時間ほどありました。
なので、鹿児島ラーメンをいただきます。
鹿児島ラーメンとは、全国でも他に類を見ない独特な味のラーメンで、
稀に関東で鹿児島ラーメンを謳っているお店もありますが、正直本場の味を知っている鹿児島出身者に聞くと、ほぼ「あげな味じゃなかど」と言われてしまうほど、鹿児島以外で鹿児島ラーメンの味に出会ったことは無いです。
特に、昔ながらと言われる、特に私が好きな隼人のとくだラーメンなどのような、鶏ガラとすっきりとして甘味のある豚骨の合わせ出しにガーリックやフライドオニオン臭、細もやしに中細麺という「これぞ!」的なスタイルは鹿児島以外で出会えないですね。
ここで地元の宣伝ですが、世界二位に輝いた鹿児島ラーメンに近しい味のしかもふるさと納税でお得に買えるラーメン(マルチョンらーめん)掲載しておきます。こちらは、まぁお店ほどではないですが、実際食べてみてそこそこ再現性ありました。
鹿児島中央駅や繁華街(天文館)まで行けば、私の好きなラーメン屋がいくつか思いつくのですが、鹿児島駅はあまり知らず、、、
ネットで調べて、
ラーメン専門ほんやさん
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https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46001486/
ラーメン専門ほんやさんを発見。
ちょっと横に傾いている感じが逆にいいですね!笑
創業60年の変わらぬ味。これぞ昔ながらを地で行く鹿児島ラーメンだろう。ということで入ってみました。
鹿児島のラーメンは、漬物が無料(しかも取り放題)でつきます。
通常は桜島大根などの漬物だったりするのですが、今回は糠漬けでした。
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通常の鹿児島らーめんはもう少し色が薄めなのですがここのらーめんは茶褐色濃いめスープ。醤油の色合いが強いのでしょうかね。ちなみに鹿児島の醤油は砂糖が入っているような独特な甘さがあるのが特徴なのですが、その理由は諸説あり、一つは焼酎など糖質0のお酒を好む鹿児島人にとって、肉体労働者などが糖類を摂る手段の一つとして、甘めの醤油であるという説を昔聞いたことがあります(定かではない)。
鹿児島で魚の刺身や鶏の刺身で使う醤油と言ったらほぼこの甘い醤油になります。
晩酌のつまみ(特に鳥刺しは県民の大好物)と一緒に甘さを摂取しながら焼酎を飲む。
このスタイルが長年の鹿児島独自性の一つを作っているのでしょうかね。
さて、そんなわけでこのラーメンも通常よりはやや醤油や塩っぽさを感じましたが、その中にもどこかふんわり甘さを感じます。すっきり豚骨と鶏ガラのコクも重なり、
「あーどこか懐かしい鹿児島のラーメンだー、ただいまー」な味を感じさせてくれました。
食事をしたら歩いて10分、鹿児島の港へ向かいます。
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久しぶりに桜島がお出迎え。今回乗る船は前方に見えているA”LINE |マルエーフェリー株式会社です。最初の目的地は奄美大島のお隣にある喜界島。黒糖焼酎の有名な人口七千人ほどの小さな島です。
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手続きを済ませたら船内へ。これから13時間の長旅。
様々な客室のパターンがあります。
大多数の方が雑魚寝する2等室。
二段ベットが複数ある1等室。
そして、今回私たちが予約したのは特等室。
部屋にシャワーがあり2名だけで泊まれる部屋です。
価格差は、2等と特等でも1万程度なので、それなら13時間も過ごすなら二人だけでと思い予約しました。(以降の各離島までの部屋は全て数時間程度の移動なので2等室ですが、
長時間過ごすとなると、この最長区間だけはしっかり休んでおきたいって感じです)。
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そうえいば事前調査で、船内でわずかな短い時間だけ食堂が開放されていてカレーがうまい。なんて情報を聞きつけ、とりあえずカレーを食します。
辛すぎず甘すぎず、ややコクもあって(レトルトじゃないね、ちゃんと作っている)うまいけど、、、これだけじゃ物足りない笑
部屋に戻って、鹿児島駅の近くのスーパー(ご当地スーパー「タイヨー」)で買った
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勝手に故郷シリーズ。もう一つの故郷志布志の湧水で焼酎を破りながら、
鳥刺し、キビナゴの刺身、さつま揚げをつまみつつ、嫁と二人で飲み直します。
牛乳は鹿児島の食卓(給食)では定番のデーリィ牛乳。
勝手に子供時代の、ふるさとの懐かしい食事に想いを馳せながら、
何も変わらない外の黒い漆黒に染まった海景色を眺めていました。
そうこうしている間に外海に入ったのか、
船が揺れ始め、酒なのか、船酔いなのか、とにかく酔ってしまい余裕がなくなってしまい、ベッドで就寝。
強烈な揺れと室内の異常な寒さで(エアコンがうまく効いていない)、数時間おきに何度も起きては、寝てを繰り返すこと10時間ちょい。早朝4時頃、到着のアナウンスが流れるのであった。
さて二日目は喜界島の旅である。
続く
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